ドッジボールが“いじめを助長する”ため排除? ドッジボールのみならず抜本的な見直しが必要なのでは

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「母の日」「父の日」を学校で祝うのはシングル親の子供が可愛そうだからとりやめ--、そして、ドッジボールはいじめを助長したり危険だから排除……。

うーむ、なんだか、義務教育で教わる立場から離れて久しいですが、ずいぶんと変わってきているようですね。

しかしそれが必ずしも時代やニーズに合わせた最適化ではないというのが気にかかります。

あるコラムニストが「他人にボールをぶつける野蛮なスポーツ」「イジメを助長する」とツイッターで指摘し、禁止すべきか否か、賛否両論の大激論が交わされている。

教育問題についての言及も多いコラムニスト・勝部元気さんによる2015年5月30日のツイートだ。勝部さんはドッジボールについて「他人にボールをぶつける野蛮なスポーツであり、イジメにも繋がりやすい」と指摘、「義務教育で全員参加させるべきではない」と主張した。

勝部さんは1日、ツイートをまとめたブログ記事を更新。その中で、やりたくない子どもが自主的に避けられる仕組み、安全面への配慮など、改善策も提示している。主張するのは全面禁止でなく、あくまで強制参加の禁止だ。ドッジボールそのものより、学校における「同調圧力」への批判と言った方が正しいのかもしれない。

一方、ツイッターには反対意見も確認できる。「じゃあ他のスポーツならいいのかね」「ドッジボールをいじめてるだけ」など、ドッジボールだけがいじめを助長するとは言えない、という声は多い。

日本スポーツ振興センターによると、ドッジボールの事故は全部で13件。それに対し、サッカー・フットサルは287件、野球は593件、バスケットボールは194件、テニス(ソフトテニス含む)でも63件だ。

一部省略:http://www.j-cast.com/2015/06/04236960.html?p=all

まずコラムニスト勝部氏の「野蛮」「いじめ助長」というのはちょっと違いますね。ドッジボールでどうったか、でいじめというのはあまりありません(でした)。野蛮云々は評論するに値しない意見なのでスルー。

で、まあいろいろ問題だからやめるべきかどうか、という点ですが、今回もそもそも論として、座高測定が無意味だから排除されたように、採用されているスポーツや勉強、あらゆる物事が正しいかどうか、見直すべきなのではないでしょうか。

よくわからず均一化がベターだった時代から、世の中が広く深くなった今、義務教育は相当ルーズ

とにかく子供を量産すればよかった一昔前と比べ、今は、分野が専門化細分化され、グローバルな視点で考えても、プロフェッショナルの養成が必要になっていると感じます。

実際、分野のプロフェッショナルになって生活水準が上がった人と、何も得られずレベルの低い職に就かざるを得ない人とで、収入その他が段々と二極化。

ますます、義務教育で、誰でも何でもかんでも教える・教わる・上達しなければならないという現状は、反発曲線を描いています。

何がどうドッジボールに結びつくかといえば、ドッジボールをやっていてわかるのは、男女関わらず運動神経の鋭いヤツと鈍いヤツでヒエラルキーが出来上がることです。上手い奴が『投』でも『避』でも無双。現代社会の縮図かもしれませんが、縮図のままではいけません。

ドッジボールで1時間、じゃあその1時間があれば、工学に興味がある子供がどれだけ見聞を広めることができたでしょうか。という話になってきます。

得意不得意がある以上、一部欧州のように早めに子供の得意不得意を見極め、無駄なことは最低限しかさせない。とにかく型にはめた子供しか育成できない今の義務教育が、このドッジボール議論に集約されているような気がしてなりません。

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