Steamでセールやってた「7Days to Die」 遊んでみたレビュー! その1 マインクラフトとは比較してすっかり別物、隠れ家探しに奮闘・興奮

2021-09-13

まず、ある程度遊んで感じたことをざっくりと述べると、基本的な概念はやはり「マインクラフト」。あらゆるものを壊して取って、アイテムをクラフトして、腹が減れば物を食べ、立ちはだかる敵と戦いに明け暮れる。

では何がマインクラフトと違うかといえば、喉の渇きゲージがあるというだけではありません。

見てもらえば分かりますが、基本的に描写はフォトリアル。マインクラフトで実写系テクスチャを入れてもここまでは良くなりませんね。

なぜならばマインクラフトはほぼ完璧なボクセルだからです。
要するにどんなアイテムも1×1のサイズ。一部、ハーフブロックなり階段なり、1×1の中にさまざまな形を持つアイテムもありますが、ブロック系は大抵1×1ですね。また、デフォルトではドット数が少ないため、動物や敵などもカクカクした見た目になっています。

もちろん、マインクラフトはそれでいいんです。それがマインクラフトだし、それだからこそ楽しいんです。実際自分も、生活に影響が出るレベルで一時期はドハマりしておりました。今もバージョンアップやら新MODやら、なにかきっかけがあれば没入しております。

マインクラフトイズムというのは最近のいろいろなゲームに継承され、代表格ともいえるのが(クローンゲームを除けば)この「7D2D」なのではないでしょうか。

リリースから1年ほど経つようですが、初期バージョンはちょっとムービーで見た程度。改めて初期バージョンを見てみましたが、やはり今からはだいぶ変わっていますね。
今のバージョンはどんどんマインクラフトから遠ざかっています。当初こそ、結構1×1のボクセルを意識したワールドデザインになっていたようです。

今のバージョンでは、土を掘ると真四角ではなく、菱型で掘られますので、若干リアルに近づけている努力は感じられます。クラフティング、ゾンビとの戦い、料理、銃器など、本作独自の要素も多く盛り込まれ続けています。

“続けている”というのはなぜかといえばまだアルファバージョンだからで、言ってしまえばみんなでデバッグをやっている感じですね。

ざっくりと伝えている間に死にました。新しいワールドは荒野です。
どうやら難度は高いようですが、なんとなく住みやすさも感じました。

このゲームの難しい所は住宅の確保。
マインクラフトならば最悪土壁だけでも夜を過ごせるスペースは生まれますが、とにかく伐木や土掘りに時間がかかるゲームなので、いろいろクラフトしてもイチからは隠れ家を構築できません。

どちらかといえば隠れ家にこもるというよりは、各地に点在するボックス類(冷蔵庫や車、倒したゾンビ、押入れ、キッチン、ガンセーフなど多岐にわたる)からアイテムや食料をGETし、生き延びていくという感じ。

このアイテム巡りというのがこのゲームの醍醐味の一つかもしれません。

荒野は朽ち果てた住宅が山ほどありますが、木材をくっつけなおして四方を囲む・・・なんてマインクラフトのような簡単な芸当はできませんので、やはり隠れ家にするにはハードル高し。重力の概念もあるので、マインクラフトのような自在な天空橋なんて不可能。ちょっとするとすぐ設置したブロックが落ちてしまいます。建築時は柱などが必須。

ちなみに上の画面にある石斧がメインアイテムといっても過言ではありません。
枝を取り、葉を加工し、石を加工して組み合わせると完成。伐木、穴掘り、攻撃、なんでもござれです。
もちろんそれぞれの上位互換アイテムはあり、製鉄要素などもあるので、奥行きは深いです。

飛び道具は主にボウガン。割と簡単な素材で作れるので序盤から重宝します。銃器もありますが、ナマで手に入れなければ体制整って以降の活用に。他のゾンビゲーよろしく、銃はそこまで無敵ではありません。

マインクラフトでは昼は敵がスポーンしませんが、このゲームでは関係ありません。
夜はなお活発になるというだけで、昼も追ってきます。これが結構違う