恐怖すら覚えた閃輝暗点 キラキラした変なものが見える症状、その全貌は

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■2017年12月 加筆修正

初めてこの症状に襲われたときは、それはもうこの世の終わりかと思うことでしょう。

今まで何もなかった人にとっては、まさに青天の霹靂。視力を失うかもしれないという心配もあり、気が気じゃないと思います。

しかし、安心して下さい、とまでは言えませんが、落ち着いて内容を読んでみてください。

想像だにしていなかった「それ」が訪れた朝

正月。ちょうど朝(といっても昼前ですが)起きて、パソコンをつけてしばらくたった時です。

どうも、視界がおかしい。目がちらつくというか、何が原因かはわかりませんが、とにかく物を見ると凄く変な感じ。

ピントが合わなくなり、ちょうど、明るすぎるものを見た時の焼きつきに似た現象がずっと出ていて、それでいて時間経過で治る気配がないという。

さらに少し経過すると、次第になにが見えているのかがわかり、それがちょうどこんな感じでした。

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視界の中心が黒十字。白いところが、急に見えるようになった「それ」です。 正確には白ではなく、虹色のチラチラしたもの。

PCディスプレイの3色LEDを拡大して見ているときのような、あるいは万華鏡を見ているときのような、ギラギラしたちらつき、原色系のギラギラ攻撃。とでもいえばいいでしょうか。

とにかく物を直視するに辛いんです。

もともと私の場合、視力は思春期くらいの期間をかけて徐々に落ちたところで成人以降はあまり変化がなくなり、ギリギリ裸眼で運転免許を取れるレベルをキープしています。乱視もありますが、その乱視も異常に進行している気配もなし。

ということで、この症状は非常にビビりました。日頃パソコンを眺めている時間が長いので、急に目がイカれたのかな、と。

そのうえ元日なので医者もOPENしておらず、かといって救急車というほどではないのでほとほと困り果てました。

結果から言えば数十分で治ったんですが、後遺症とかいろいろ最悪のケースを相当して、年明け早々青ざめていました。

そのチラチラした物体が時間とともに拡大していったのがまた絶望的で、このまま失明でもするんじゃないかという感じ。

見え方の雰囲気は以下の様な推移です。

繰り返しですが、白い部分がちょうど虹というかなんというか、チラチラキラキラギラギラしたものということです。

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半年に1回くらいのペースで発症(?)していますが、このときは「つ」の形が拡大していきました。

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ある程度拡大したらどうなるだろう、と興味本位半分、恐怖半分というところでした。

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で、結果的に時間とともにその光彩現象は消えたわけですが、発症中に気付いた他の点はこんんなところ。

  • 目を閉じても「それ」は見える
  • 飛蚊症とはかなり違い、明らかに「見える」
  • 目をディスプレイに例えると、その部分だけ亀裂が走ったような感じ(割れたディスプレイを見たことがないとわからないかもしれませんが・・・

この症状についていろいろ検索してみましたが、緑内障とでたり、飛蚊症と出たり。

執筆時点ではWEB検索結果も少なかったのですが、しかしついにたどり着きました。まあ、見出しにもしてるのでバレていますが、閃輝暗点(せんきあんてん)です。 ゲームの技名のようなかっこよさですが、れっきとした症状。「閃輝症」と言う医者もいます。

上の画像の「つ」の部分は、「閃輝暗点」で検索するとまんまそのままのイメージ参考画像が出てきます。

ざっと、wikiより引用。

閃輝暗点(せんきあんてん)とは、片頭痛の前兆現象として現れることが多い症状で、定期的に起こる場合が多い。

まず、視覚障害が起きる。突然、視野の真中あたりに、まるで太陽を直接目にした後の残像のような黒いキラキラした点が現れる。視界の一部がゆらゆら動きだし、物がゆがんで見えたり、目の前が真っ暗になったり、見えづらくなる。その後、みるみるうちに点は拡大していく。ドーナツ状にキラキラと光るギザギザしたガラス片や、ノコギリのふちのようなもの、あるいはジグザグ光線のような幾何学模様が稲妻のようにチカチカしながら光の波が視界の隅に広がっていく。これは無数の光輝く歯車のような点が集まり回転しているようでもあり、視界の大部分が見えなくなることもある。これらの視覚的症状は短時間に進行する。そしてこの閃光と暗点は5分から40分ぐらいで広がって、視野の外に出て消えて行く。この症状は目を閉じていても起きる。症状が治まった後、引き続いて片頭痛が始まる場合が多い。この後に頭が割れてしまいそうな激しい片頭痛が3~4時間続き、強烈な吐き気・嘔吐などを伴うことが多い。
これら症状は若年の場合、年齢と共に回数も減りその内にほとんど起こらなくなる。
 
もう、見るからに恐ろしすぎますね。 症状ドンピシャなので、間違いなくこの閃輝暗点でしょう。

ただ、まとめると意外とあっさりしています。むしろ、「人間の症状」としては極めて珍しい、簡単に言うと「立ちくらみ」のようなものとも言えるかもしれません。

  • 偏頭痛の前兆現象
  • 視界に特異的なギラギラが現れ拡大するが、5~40分で拡大終了し、視界から消え去る(後には残らない)
  • 症状終了後に激しい頭痛。長時間続く
  • 頭痛は頭痛薬で緩和可能な頭痛
  • なぜか若い人に出る現象

本稿執筆(初症例)時は、正月の二日酔いでちょっと頭が痛く、ちょうど頭痛薬(リングルアイビー)を飲んだ直後の発症でした。

なのでその後の激しい偏頭痛にはそのときは見舞われず、吐き気/嘔吐感も、二日酔い程度のもの。ほとんどなかったように思えます。

リングルアイビーを飲んだことで起きたのか、あるいは関係なく起きたのか。リングルアイビーはその日のうちに2粒目を飲みましたが、そのときは発症なし。願わくば二日酔いの症状のひとつあり、二度と出ないでほしかったのですが……

その後、3年で3回(プラスアルファ)閃輝暗点を発症しています

 初出(2015年元旦)から加筆修正(2017年12月)時点までで、覚えてるだけで3回発症しています。

ペースとしては個人差で年1~半年に1回という感じでしょうか。ならない人はまったくならないと思いますが、なる素質(?)のある人はそれくらいのペースなんだと思います。

症状の出方としては、まったく同じですが、1回だけ別バージョンに見舞われました。

バットマン現象と自分で名付けましたが、ちょうどバットマンマークのような感じで、ギラギラではなく通常の焼き付き現象の強化版のような状態が続く感じでした。これも閃輝暗点と同じで時間経過で治りました。

どんなときに閃輝暗点は発症するのか

実際に何回か発症してみて、これが一番の悩みのタネ。

本当にわけのわからないタイミングで発症しています。

「あれ、なんかピント合わないな、まさか……」

と思うと、数分のうちに例のギラギラが出てきます。

先述のバットマン現象のときは、激しめのランニングを終えた後でしたので、バットマン現象についてはまた別の要因があるかもしれません。

閃輝暗点においては、発生タイミングは関係ないかもしれません。

閃輝暗点発生時の頭痛についてのまとめ

先述のバットマン現象のときもそうですが、初めての閃輝暗点では幸運にも直前にリングルアイビーを飲んでいたものの、それ以降の発生時はすべてwiki通りに頭痛と気持ち悪さに襲われています。

ただ、頭痛薬(鎮痛薬)がものすごくよく効く、防御力の低い頭痛なのは間違いありません。

ロキソニンなり、イブなりで十分緩和できます。

ですので、頭痛鎮痛薬の常備は欠かせませんね。

病院にかかる場合は「脳」。眼科はスルーします

で、この閃輝暗点ですが、眼精疲労がひどいときに眼科に行ったとき(2015年だったと思いますが)医師に聞いてみると、

「閃輝症ですね。心配な場合は脳外科で診てもらってください」

と、まったく深刻そうな感じもなくスルーされました。混雑してるからってそりゃないよ!という感じもしないでもありませんでしたが。

というわけで、よく考えたら、我々が見ている映像というのは目で受光して脳で処理しているものなので、もちろん目の症状の場合もありますが、閃輝暗点においては「脳」ということです。

まあ、若い内だけの症状のようですし、発生頻度も高くないのであるならば頭痛薬常備での事後対応で、年をとるのを待つ(それはそれで悲しいけど)というのが一番の処方なのかもしれませんね。