TPPで著作権が非親告罪化することに絡み、コミックマーケット(コミケ)準備会が声明を発表 法定賠償金などに強い危惧と危機感を表明

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TPPで著作権が非親告罪化することでコミックマーケットが開催危機なのでは、との声がありましたが、これまでとくに意見すること無く沈黙を守ってきた準備会が、声明を発表。強い危惧と危機感を感じさせる内容になっています。

簡単に言えばこれまで著作権は親告罪で、著作者が「これは著作権侵害だ」と名乗り出なければ著作権違反となりませんでした。

しかしTPPで非親告罪化し、警察などが自由に取り締まれるようになるという話になっています。

非親告罪化すれば、原作ありきの二次創作の頒布物が大半を占めるコミックマーケットは開催危機となり、日本の大切な文化がメチャメチャに破壊されることにつながります。

加えて、作家の卵を育成するという名目も成り立たず、司法権力によるパクり指摘を恐れながら最初からオリジナルで何でもかんでも作らなければならないという困難極まりないことになりかねません。

それらの危惧を準備会側も今回の声明で発表しており、簡単に言えばアメリカなんぞの画一的なやり方を持ち込んで、これまで出版社などの権利者側と阿吽の呼吸で成長し調和してきたものを壊すなという、静かな怒りを持った内容となっています。

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http://www.comiket.co.jp/info-a/C88/C88Notice1.html

意外と大丈夫な気も

しかし一方で、非親告罪化では海賊版などの明らかな悪意を持った著作権違反のみを表立って取り締まり、同人誌などは黙認、場合によっては別件逮捕の名目で使われるだけ、という見方もあります。個人的にも、こちらの方向性なのでは、と考えます。

なので調子に乗りすぎは良くないものの、これまでの形態で執り行われるものならば、何ら心配はいらないかもしれません。

時の政権がお固いならば話は変わってくるかも知れませんが、現政権はニコニコ動画のイベントに参加するなど、一定の理解は示しているのでは、と思いたいところです。

しかしよく考えたものです、TPP。いじめと仲間外れの構図に等しい。むしろ日本主導で日本有利な内容でじわじわと進めていくべきだったでしょうね。TPPそのものが発足する前に。