スプラトゥーン「社長が訊く」に見る現代ゲーム制作の膠着状態とテラバトル潮時の件
参った
絶賛プレイ中だったテラバトルですが、ついに潮時かと思われます。
原因は、2.6.0アップデート。
実はある時から、PCのAndroidエミュレーターでプレイしておりましたが(不正系ツール?は勝手がわからんしマズいので未使用)、起動が弾かれるようになったのです。
まあ、簡単にデータを移せるゲームなので、また手持ちのスマホに移せばいいんですが……。PCの快適さに慣れてしまった以上は、厳しいものがあります。
また、基本的にPCに張り付いている人間なので、スマホの画面を凝視していると、眼精疲労もあってか、ピントがスマホの距離に合ってしまい、PCのモニターを見るとぼやけるようになってしまいます。これでは作業になりません。
風呂や外出などでしかスマホを見たくないので、これは痛手です。
不正ツールの存在がある以上は仕方ないかもしれませんが、こうして意図的に運営に介入されたということが、なんとなく居場所を奪われた感で萎えてしまったというところ。
半引退状態も、リッキーを引いたことで再燃したテラバトル。累計プレイ時間はおそらくマインクラフトやどうぶつの森を上回るかもしれません。でも、辞めるときはそんなものです。
楽しませてもらいましたが、一生遊ぶわけにもいかず、またフライフィッシング熱のほうが(こちらのほうが一生楽しめる趣味という点でも)上がってきたので、おサバラしたいかな、と思います。でも、メチャクチャ悔しいです。回避起動できるならします。
スプラトゥーン
期待のWii U新作「スプラトゥーン」の『社長が訊く』が更新されていました。
URL:http://www.nintendo.co.jp/wiiu/interview/agmj/vol1/index.html
制作秘話が見れて面白いのはいつものことですが、最初は豆腐同士の打ち合いという感じだったようです。
いやまあ、豆腐というか、試作段階のローポリを都合よく豆腐に見立てていただけかもしれませんが。
まあ着想というのはどこから出てくるのかわからないものです。
でもこう、ズラズラと見ていくと、やはり感じることは、日本は「マインクラフト」は絶対作れないんだなぁ、という。
かいつまむと、E3で見せた衝撃のPVも、ゲーム的には10%ほどのデキだったそうな。
そこから、武器の追加&バランス調整、ステージの追加&バランス調整。
ぬかりあってはいけない任天堂らしく、綿密に作り上げていったようです。
任天堂はそれでいいのかもしれませんが、やはり日本ではマインクラフトは作られません。
考え方としては、基本ができたら、あとは投げちゃえばいいんですね、ユーザーに。遊び方無限大というヤツです。それは、PC版のMODという意味ではなく、サンドボックスという言い方に現れているように、砂場を用意すればいいんです。砂場のゲーム。
日本はこれまで砂場を提供するのではなく、砂をガチガチに固めて完璧な城を作ろうとし続けました。でも所詮は砂上の楼閣。長く遊ばれにくいし、細かなほころびも出てきます。ポケモンやモンハンや妖怪ウォッチのようなお化けタイトルもありますが、なんとなく合計すると、ある時を境に(その境目もまた長いですが)ずっと右肩下がりになっています。
一方海外ではマインクラフトが無限に売れ続け、GTA Vがとんでもない数字をたたき出しています。
日本はあまつさえスマホのような、ゲームで興奮させるのではなくギャンブルで興奮させて金を稼ぐ方法にシフトしてしまいましたからね。これはひどい。
「それは日本じゃ売れないよ」・・・じゃあ、マインクラフトやGTAやスカイリムを遊んでる日本人は何なんだ、と。和ゲーしか受け付けない人も多いでしょうけど、たぶんそれは、頭がイージーなだけなのでは、とも感じます。
それらは日本人が悪いのではなく、日本の組織や考え方が悪いのかもしれません。新進気鋭の組織でも同じです。
無理に期待せず、砂上の楼閣だとしても、すばらしい楼閣を楽しむのがベターなのかもしれません。
もちろん、今の時代のお化けタイトルが作れないというだけで、過去は間違いなく素晴らしかったですし、現状でも十分ハマれるタイトルはあります。そこは履き違えてはなりません。
スプラトゥーンのみに言う話ではないのは明白ですが、読んでてふと思った、という次第。
ちなみに購入は見送りのつもりです。面白そうですが、実際に遊ぶほどではないかな、という……。
結局マッチをループするタイプのゲーム、それこそFPSでも格ゲーでもいろいろありますが、やって何になるんだよという、若干ゲーマーらしからぬ冷め方を、年をとるにつれて思うようになってしまったのが大きいです。おそらく大金が舞い込んで仕事しなくてよくなったら狂ったように遊びだすと思いますけどね。