課金値上げで揺れる「テラバトル」 200万DL達成でのコンシューマ移植はどうなる

2021-09-13

異なる2つの話題を取り上げます。

まずは揺れに揺れている課金値上げ問題。

正確に言うと、1個100円(まとめ買いで安価に)の課金アイテム、パズドラでいうところの『魔法石』にあたる『エナジー』が、120円に値上げ。

アップルの円安によるレート変更を受けてのもので、これ自体は致し方なし。

しかし他タイトルがそうしているように、1個購入時は120円で仕方なくてもまとめ買いは値段据え置くなり数量調整するなり、いくらでも手段はあるわけで、さらにAndroid版もレート関係なく便乗(不公平の払拭というべきかもしれませんが)値上げしたことで火に油。

100個まとめ買いした場合の金額が、値上げ率が一番高いのも業界常識的に訳が分からなくて混乱と呆れの声を招いています。

ご存知のようにデジタルデータには、明確な原価は存在しません。人件費やサーバー代を加味したなんとなくのペイラインはあれど、アップルがレート変更したからといって、まとめ買いの金額まで上げなければならないものではなく、甚だ疑問な状況です。

ミストウォーカーが運営に不慣れなため、一時的にこうなってしまっているのかもしれないという擁護はありつつも、それならそれで一刻も早くパズドラやモンストのように価格再改定、あるいは思い切った値下げに踏み切って欲しいものです。

コンシューマ版はどうなる

こちらは異なる話題ですが、本作の目玉である『ダウンロードスターター』によれば、200万DL達成でコンシューマ版が製作開始に。

もうお金は十分でしょうし、そろそろなんらかのアプローチをしているかもしれません。

ある種勝手な大胆予想という形ではありますが、ケースごとに評価含めて考えてみたいと思います。

一番ありそうですが、やってほしくないところですね。パズドラは落とし所として無難で、またパズドラに触れられない層にピッタリだし、事実売れたのでいいかもしれません。しかしテラバトルが3DSで結局タッチを使ったクルクル盤面はさみ将棋ゲーになるかと思うと、仮にストーリーなどが付属したとしても……まあストーリー目当てくらいにしかなりません。

コンシューマ、とわざわざ銘打つくらいですから、やはりPS4など現行機の据え置きに行って欲しいところですね。3Dで作られた壮大なファンタジー世界を、慣れ親しんだキャラクターが3D化して歩きまわる。もちろんRPG。アクション要素もあってもいいところでしょう。使い慣れた技を3Dで表現。まあ、実現性は低いでしょうね。

PSOのような、オンラインメインの据え置き。これもタイトルのニュアンスとしては悪くないところでしょう。ただどうしてもやはり集金の匂いがあるので中評価、月額固定なんていまやレガシーですし。

そうきたか!というところで、据え置きならなんでもいいでしょ?みたいな開き直りで、あるいは苦肉の策で、ノベルゲーとかになったり。

それはそれでストーリー集中したりキャラの絡みが濃厚に見れるので意外といいかもしれませんね。

いずれの場合もどれくらい売れるかというところが話題になってきます。スマホで稼いだ以上は開発費と売り上げはイーブンくらいを目標に、中身の方を作りこんでほしいものですね。