川崎の中1男子事件 高校生犯人逮捕で実名報道の是非、少年法へ怒りの声

2021-09-13

川崎の中学1年生男子殺害事件、犯行グループのリーダー格の18歳少年に続き、他2人の少年が逮捕されました。

参考:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150227-00000057-mai-soci
サムネ:時事通信

あまりにもショッキングかつ残忍な犯行で、なんともやるせません。

少年法は誰のため?実名報道の是非

ほぼ逮捕されたグループの犯行で確定的。

犯行内容からも相当な厳罰を求む声が上がりますが、やはり少年法に阻まれます。

少年法っていうのは腹ペコが辛くて屋台のおでんを一串いただいてしまった「あしたのジョー」第一話のサチみたいな子を救うためにあるのであって、何の罪もない中学生を裸にむいて刺し殺す外道どものためにあるのではない。

— 剣kenn (@hskenncutter) February 26, 2015

少年法は元来、戦後の混乱期に上のツイートのように貧困でどうしようもない少年少女の犯罪をある程度大目に見なければ、という目的で作られたもの、と記憶していますが・・・受け売りの知識なので微妙ですが論理が破綻するのでそのまま進めます。

全くその通りで、このような外道極まりない犯罪者を、20歳ではないからという単なる生年の線引きで守るものではありません。

加えて実名報道がされないことへもかねてから批判殺到で、

やっと3人の逮捕状請求。リーダー格18歳は弁護士同伴で川崎署へ。これから卑劣な犯行をした少年グループの人権は守られ「子ども」扱い。被害者のほうは人生や未来も奪われ、顔写真をTVで散々流された挙げ句に家にマスコミ殺到。この国は、こんな理不尽なことをいつまで続けるつもりだ。

— hitoshiphoto (@hitoshiphoto) February 27, 2015

殺された側(被害者)の人権はないがしろにされ、加害者の事件が過剰に守られることへの怒りが、こういう事件があるたびに湧き上がります。

日本人は平和でルールを守りマナーがあるがゆえに、道を外す者へ厳しい目を向けます。普通に生きていれば外道にはならないからです。ただ裏には育った環境だったりというのが絡んできますが、それは免罪符にはならないだろう、と考える人が多いのです。悪い環境をバネにして強くなった人が圧倒的に多いからです。

裁判員裁判でも、厳罰感情からこれまでの判例を上回る刑が下されたものの、結局高裁でひっくり返るというなんとも中世な司法を浮き彫りにしていますが、こういった感情との矛盾は今後も続くことでしょう。

殺害された上村さん(一部メディアは若いため”くん”付けにしていますが、個人的にもそこは悩みどころ)に深く哀悼の意を捧げます。

あの強烈なアザを目に作られても笑顔を浮かべる写真が、あまりにも悲しくて直視できません……。