MOD有料化の是非を問う【Steam Workshop】

2021-09-13

見た瞬間は「ええやん!」と感じた、Steam WorkshopでのMOD有料販売。

しかしよくよく紐解けば、どうもまずいというか、きな臭いというか。

良質MODの登場に期待したものの

まずなぜ「ええやん!」となったかといえば、有料化で、腕のある開発者(言い方は悪いですが単独でゲームつくり上げるほどのアレコレは持っていない人)が集って、高品質・高満足のMODが大量に出てくるようになれば遊びの幅が広がります。

あるいはこれまで、時間使った割にお金にならない、でも元のゲームありきだからしょうがないか……と思っていた開発者にとっても、ある種合法的に集金ができるので、強制ボランティアのジレンマからは逃れることができます。

ガチャやアイテム課金のように、のめり込ませる仕組みさえ作ってしまえば、実体の無いものを売っているのにあとはボロ儲け、という汚いやり口ではないので、個人的には歓迎、のはずでした。

複雑なMODのシステムが簡単ではない状況を産む

MODというのは単純ではなく、前提として他者のMODが必要だったり、MODを包括する便利ツールがあったりします。

Steam Workshopで単独・簡単に導入できるようになったとはいえ、そういう無料連携文化を壊してまで各々有料MODでしのぎを削るというのは、いささかどうか、という具合になってきました。

広告システムによりYouTubeがゴミ動画だらけになったように、専門知識が必要なものとはいえ今後金の匂いしかしないMODだらけになるかもしれないと思うといささか微妙な情勢ですね。

選挙カーのせいでまったく原稿が書きにくく、あとで直すかもしれません

人が話してると文章書けないほう 選挙カーのせいで文章書けない

— プンバーΛ (@pumbaa_report) April 25, 2015

参考: