都合がいいのは判ってるけど分かりやすいから面白い 「バタフライエフェクト」視聴感想
ふとしたきっかけで、映画「バタフライエフェクト」視聴。
過去の自分に関連するものを見ると、不思議な力でそのときの過去の自分の行動に介入でき、未来を変えられてしまう男の苦悩を描く作品。
…あらすじはそんな感じでしょうか。
仲良し4人組が起こした悲劇を帳消しにしたり、愛する女性を取り戻すために、あらゆる歴史改変を行っていきます。記憶は共通しており、都合よく累積していきます。
作品としては、まずまず面白く、途中釘付けになる瞬間もあるなど、まあ、何の気なしに見た映画としてはバッチグーな感じです。
ただ思ったのはタイムリープという手法。
バック・トゥ・ザ・フューチャーから……
それこそ古い有名ドコロではバック・トゥ・ザ・フューチャーがありますが、歴史的な古い小説から最近のゲームなどの作品まで、まあとにかくタイムリープものが多いですね。
今回はちょっと特殊な感じですが、なんというかこう、「過去を変えられたらいいのに」という人間の欲求というのは、麻薬のようなもので、何度描いても通用する、そして作りやすい、楽な脚本ネタという感じでしょうか。
肉付けがシッカリしていたり、見れるものならいいんですが、正直「またか」と辟易することが物心ついてからここ十余年の間に多数ありました。
正直、タイムリープに逃げるな と。
バタフライエフェクトを捕まえて文句言ってるわけではなく、とにかくすぐにタイムリープになるのは、もはや子供しかだませません、と。
「またか、まあいいや」で見てる感が凄いですね。
え、そんなこといったらタイムマシンでちょいちょい過去に行くドラえもんは……。
子供のものだからいいんです。
オーロラの彼方へ
とはいいながらも、映画「オーロラの彼方へ」の最初の1時間はオススメです。
青年期に父親の存在がなかった(死んだわけじゃない)自分としては、相当涙腺が刺激させられましたね。
後半1時間はあってもなくてもどっちでも。
大塚明夫ボイスがたまらないというのもあります。